top of page
DSC03485.JPG
NEWS


鎌倉で一年ぶりとなる展示会です。

以下オーナーである祥見さんのお言葉を引用させていただきます。


福岡で作陶されている吉田崇昭さんの個展を開催いたします。

時間を惜しまず、ひとつひとつ丹念に描かれた絵替わりの作品は、より豊かに広がりを見せています。

何気ない日常のなかに美を見つめる作り手の眼差しある作品が鎌倉に集います。

染付や鉄絵などの新作を交え、味わい深い吉田さんの世界をゆっくりご覧ください。

 

吉田崇昭展

会期:2024年7月6日(土)〜7月15日(月・祝)

会期中休:7月9日(火)

会場:うつわ祥見 onariNEAR

住所:神奈川県鎌倉市御成町5-28(JR横須賀線 鎌倉駅西口下車 徒歩4分)

電話:0467-81-3504

営業時間:12時〜18時


うつわに興味のある方、お時間のある方、鎌倉での観光が目的の方も、是非お立ち寄りくださいますと幸いです。

S-STORE店舗 6.8(SAT) - 6.28(SAT)

ONLINE SHOP 6.22(SAT)  9PM-


S-STORE

〒158-0081

東京都世田谷区深沢5丁目5−11 1F

03-6432-2358

OPEN:Wednesday - Sunday 11am-6pm

CLOSE: Monday, Tuesday

(祝日の場合はOPEN。水曜日がお休みになります。)



福岡県にて作陶をされている、吉田崇昭さんの陶展を開催いたしております。

今回の展示にあたり、吉田さんからメッセージをいただきました。



「気が付けば独りでうつわを作るようになって20年近くになっていました。

正確には3年後にちょうど20年経ちます。古いうつわ、古陶や骨董などに惹かれて、そのようなうつわを焼きたいと思った独立当初の頃。

当時は、山を文字通り駆けまわって、材料になる陶石や陶土を探して実験することに夢中でした。うつわの道具としての使い易さなどは後回しで、いかに古い雰囲気に近づけるか葛藤していました。

一つの転機になったのは、はじめてギャラリーに持ち込んで言われた言葉の数々。憑き物が落ちるように、自分のこれまでの作陶に否応なく対峙させられました。それからは、古いうつわに近いものを作るより、多くの人に自分のうつわを使ってもらいたいという気持ちが強くなりました。

自分独りで作ることができる数など限られています。陶土や釉薬へのある程度の妥協と譲れないラインを引いて、自分だからこそ作れるうつわを一つの目標にして作ってきました。

このところ、少しづつですが自分らしいうつわに近づいている感覚があります。絵付けをしていて、ただただ筆を走らせる方が楽になってきたこと。それもずっと描いて積み重ねてきた経験があるからでしょう。

カチッとして丁寧なうつわも良いのですが、わたしは使っていて息苦しくないうつわを目指してきました。どこか抜けていて、手仕事の名残があるような。

今回、色んなうつわたちを展示させていただいています。うつわたちを手に取ってみて、ほんの少しでも何か感じ取っていただけますと幸いです。」


手仕事の名残があるような、毎日そっと寄り添い優しさや穏やかさを食卓に運んでくれる、そんな吉田さんの作品。今回は、カップや湯呑、お皿、花器など多数ご用意くださいました。

ぜひこの機会にご覧ください。

2024年4月13日、開店当初から付き合いのあるヘリテージさんにて初個展を開催いたします。

福岡市と北九州市の間くらいの場所、福津市。

そこにギャラリー兼住居を構えられて随分たちます。

木工作家でありながら、店舗設計や住宅設計もされるご主人と、ヘリテージの店舗で数々の企画展を開催したり、色んな作り手のモノを拘りを持って販売されている奥様のギャラリーです。


heritage

〒811-3521 福岡県福津市勝浦2407

 ※カーナビでは正確に表示されません

Googlemapで店名「福津市ヘリテージ」で検索して下さい

 0940-72-4884 


『吉田崇昭のうつわ』

4月13日(土)~27日(土)

平日 / 10~15時

土日祝 / 10~17時

期間中店休日 / 15・20・21日

作家在店日 / 13・14日

 

▼作家紹介

 吉田崇昭 Yoshida Takaaki

 1976年 福岡県生まれ

    大学でグラフィックデザインを専攻

2000年 有田窯業大学校

2004年 滋賀県立芸術の森スタジオアーティスト

2005年 佐賀県唐津の窯元で修行

2007年 福岡県筑紫野市で独立

2009年 現在地に築窯

 

焼き物の勉強をはじめたのは、大学を卒業してから。今考えると、遅いスタートでした。当時は、デザイン的なもの作りや、造形的なあこがれがありました。転機は唐津での修行時代。作り手として、生業としてうつわを作るということ。必要なことは、技術や才能といった言葉で片づけられるものではありませんでした。

そのうち興味は、骨董のうつわや肥前のやきものの歴史にも。今から400年前の桃山時代から江戸時代の初期にかけての陶磁器、志野に織部、古唐津に古伊賀、初期の伊万里。海を渡ってきた李朝時代の朝鮮の器たち。自由闊達で迷いのない絵や、力強くて自然な形の古いやきものに憧れ、古い雰囲気のうつわを焼きたいと、いつしか思うようになっていきました。

土を焼いて、うつわにするということ。簡単なようで難しく奥深いことに、時が経つごとに思い知らされます。土や石が教えてくれることに耳を傾けて、日々作陶してまいりたいと思っています。





bottom of page